現在、区内の小石川地区にある柳町小学校近辺の激増する小学校入学希望者を対応するために、学校は増築を迫られている。今まで何度も区とPTA、地元の町会との話し合いが行われているのだが、全くの平行線。
地元の意見は、老朽化した体育館、プールをまとめて改築案を希望。お金と時間がかかる。
そこで教育委員会が進めたプランは、今ある校庭を削り、さらには森を壊してその場所に増築するというプラン。
私は胸がたまらなく痛くなり、何度も小学校へ調査に行った。そこには、50年の歳月をかけて育った自然の森があった。
筍がすくすく育つ竹林が茂り、池にはメダカがいる。23区内でありながらこのグランドはいまだ見事に土。区内で自慢の自然あふれる小学校が、この柳町小学校である。
現代社会は、人間の我欲によって地球レベルで自然破壊をしてきてしまった。
昭和の時代、高度経済成長時に鉄鋼業も林業も、猛烈に成功を遂げ、日本は猛スピードで発展を遂げていったのだが
そのつけはでかい。山は崩られ、森は壊され、よって自然災害、CO2問題、オゾン層問題、温暖化問題と
すべて人間に全責任はある。
私は思うが、原点に返るべきであると。
プロレスもみんな同じ。時代とともにさらなるものさらなるものを人は追い求める。
混乱な時代こそ、原点に返るべきであるのだ。
自然は子供たちにとって最大、最高の教育教本である。本来、優先順位とは、自然との共存こそ自治体が示さねばならない。
昨日の委員会でも、森を壊し、そこに増築をさせるという教育委員会提案に、議員生活で初めて反対意見を述べた。
人間は、自然を見て学び、自然に返るべきなのである。